本学大学院生2名が第33回日本エネルギー学会大会においてポスター発表賞を受賞
8月7日(水)~8日(木)、早稲田大学で開催された「第33回日本エネルギー学会大会」のポスターセッションにおいて、本学大学院生の小笠原恭也さん(博士前期課程 工学専攻 機械電気工学プログラム2年、指導教員:八久保晶弘教授)と水谷優斗さん(博士前期課程 工学専攻 社会環境工学プログラム1年、指導教員:八久保晶弘教授)が、ポスター発表賞を受賞しました。
小笠原さんは、「窒素ハイドレートの水和数の直接測定」という講演題目で、極めて高純度の窒素ハイドレートを人工的に合成後、分解させてガスと水の質量測定を行うシンプルな方法で、水和数の直接測定に挑みました。比較的高圧下で生成するガスハイドレートの水和数の生成圧力依存性についてはほとんど知られておらず、貴重な実験結果が注目されました。
なお、小笠原さんは昨年度に引き続き、2回目のポスター発表賞受賞となります。
また、水谷さんは「CO2ハイドレート生成時のゲスト炭素同位体分別に及ぼすケージサイズの影響」という講演題目で、ガスハイドレートを構成する大小のケージがそれぞれ、軽いCO2ないし重いCO2のどちらを包接しやすいのかについて調べました。実験結果は、天然ガスハイドレートの生成環境を安定同位体比から読み取る上で、結晶構造の違いがデータ解釈に間接的に影響を及ぼすことを示唆しました。