本学大学院生が化学工学会第52回秋季大会において分離プロセス部会ポスターセッションポスター賞を受賞
9月24日(金)、本学大学院生の児玉康輝さん(博士後期課程 生産基盤工学専攻1年、指導教員:齋藤徹教授)が、化学工学会第52回秋季大会において分離プロセス部会ポスターセッションポスター賞を受賞しました。
本発表会は、公益社団法人化学工学会が開催している全国規模の学術講演会で、今回は9月22日(水)~24日(金)にオンラインと現地開催のハイブリット形式で行われ、分離プロセス部会シンポジウムポスターセッションは24日(金)にオンラインで開催されました。
児玉さんの発表タイトルは「気泡を分離媒体とするクロロキンの迅速精製技術」です。薬物の製品化には晶析やクロマトグラフィー等による分離精製が不可欠であり、多大な手間と時間と費用を必要とします。有機溶媒や吸着材の使用による環境への負荷も課題となる中、本研究では、抗マラリア薬であるクロロキンについて、不純物を含む合成後の粗製物を溶解した水溶液に気泡を導入するだけで高純度な薬物が得られることを明らかにしました。今後、様々な薬物の簡便?迅速?低環境負荷型分離精製技術としての可能性が期待されます。
受賞した児玉さん | 表彰状 |