本学大学院生が電磁界理論研究会学生優秀発表賞を受賞
このたび、本学大学院生の島田慎吾さん(博士前期課程 工学専攻 情報通信工学プログラム2年、指導教員:杉坂純一郎准教授)が、一般社団法人 電子情報通信学会 電磁界理論研究専門委員会の「電磁界理論研究会学生優秀発表賞」を受賞しました。
本賞は、当該年に開催された「電磁界理論研究会」に投稿し自ら講演を行った学生を対象に、優秀な発表に対して授与するものです。
島田さんは、11月9日(木)?11日(土)に山口県で開催された「電磁界理論研究会(第52回電磁界理論シンポジウム)」において、「光学的線形判別フィルタとニューラルネットワークの同時学習アルゴリズム ~誘電体表面の微細な三次元欠陥の凹凸識別への適用~」という題目で発表を行いました。
本研究では、顕微鏡では観測できない物体表面の小さな凹凸を判別するために、光と電気信号の両方を用いて演算を行う特殊な人工知能システムの設計方法を提案しています。立体構造を識別できる高性能な人工知能や、光を利用して大量の情報を高速に処理するコンピュータ開発への発展が期待できます。
なお、本研究は日本学術振興会JSPS科研費23K11258(研究代表者:杉坂純一郎)の助成を受けて実施したものです。