本学大学院生が国際会議「IUMRS-ICAM&ICMAT2023」においてポスター賞を受賞
6月26日(月)~30日(金)、シンガポールで開催された国際会議「IUMRS-ICAM&ICMAT2023」において、本学大学院生の高田一翔さん(博士前期課程 工学専攻 応用化学プログラム2年、指導教員:川村みどり教授)が、ポスター賞を受賞しました。
本国際会議は、シンガポール材料学会(MRS-S)が隔年で開催しており、今回は2019年にノーベル化学賞を受賞したM. Stanley Whittingham氏による特別講演を含めて約2500人の参加がありました。受賞した高田さんは、卒業研究から通常とは異なる成膜条件の選択により、ポーラスな構造を有して黒色を呈する金属薄膜の開発に取り組んできました。
このテーマは、JST戦略的国際共同研究プログラム(SCICORP)日本-V4共同研究「先端材料」領域の課題として採択された「ガスセンシングに高い可能性を有する表面受容体装飾ブラックメタル」プロジェクトの中核的な開発テーマで、材料開発?解析においてコンソーシアム内で協力して得られた成果を発表し、その内容が高く評価され、このたびの受賞に至りました。
[受賞発表]
Characterization of Black Ag Films Prepared Under Various Gas Pressures
Kazuto TAKADA, Midori KAWAMURA, Yoshio ABE, Takayuki KIBA, Mikito UEDA, Martin HRUSKA, Jan KEJZLAR, Premysl FITL