本学大学院生が第31回化学工学?粉体工学研究発表会において学術奨励賞を受賞
1月21日(金)~22日(土)にオンラインで開催された第31回化学工学?粉体工学研究発表会において、本学大学院生の吉田果菜子さん(博士前期課程 バイオ環境化学専攻2年、指導教員:小西正朗教授)が学術奨励賞(学生研究発表)を受賞しました。
本研究発表会は、化学工学会北海道支部?粉体工学会北海道談話会?化学工学北海道懇話会が主催し、一般社団法人北海道バイオ工業会の協賛で開催されるもので、その中で本賞は、学生が登壇?発表したものの中から優れた発表に対して贈られるものです。
吉田さんの発表タイトルは「深層学習-ベイズ最適化による効率的な培地探索」です。これは、大腸菌による異種タンパク質生産における培地の最適化検討をモデルとし、深層学習やベイズ最適化の適用による最適培地探索の効率化を検討したものです。ラテン方格による実験配置、深層学習による予測モデル構築、ベイズ最適化による最適培地組成を探索し、実験~最適化のステップを繰り返すことで、最適な培地組成が探索できることを明らかにしました。本研究結果はバイオ生産プロセスの開発の迅速化に寄与することで、バイオ生産の拡大やカーボンリサイクルの実現にも貢献できるものと期待され、吉田さんはそのプレゼンテーションや質疑応答の質が高く評価され、今回の受賞となりました。
なお、本研究の一部は国立研究開発法人 新エネルギー?産業技術総合研究開発機構NEDOによる「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発/カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発/データ駆動型統合バイオ生産マネジメントシステム( Data driven iBMS)の研究開発」による受託研究として実施されました。
受賞した吉田さん