研究室の研究テーマ

• ロボットの自動設計手法の開発

  動物や昆虫といった生命は、それぞれの住む環境に合せた身体や行動を行うように進化してきました。人工物であるロボットもこうした生命の進化に、活動する環境に適した身体や行動を設計することで活躍する場が拡がると考えます。私たちは、ロボットの形態と行動を司る人工ニューラルネットワークを進化計算手法によりこの課題に取り組んでいます。

• コミュニケーションロボットの開発

  われわれ人間は、「ことば（音声情報）」や「ジェスチャー（身振り）」を介して周囲の人と情報交換したり、物事を学習したりしています。ロボットにも人間と同じように「ことば?ジェスチャー」によってコミュニケーションできたら、もっとロボットを身近に感じられることでしょう。私たちは、ロボットが人間の発することばの意味を認識できるシステムの開発や、ロボット自身に感情（モデル）を創りだし、それが動作訓練の学習効果にどれくらい影響するのかを調査研究しています。

• マルチメディアを駆使した運動支援システムの開発

  ブルース?リーの名言に「Don't think。 Feel。（考えるな。感じろ。）」という言葉があります。私たちもこのコンセプトに従い、考えることなしに身体が自然と覚えてしまえるような運動支援システムの研究を行っています。カメラや各種センサにより、運動者の状態を計測し、映像や音などのマルチメディアを駆使して適切な動作を支援するような、「感じて学べる」システムの構築を目指しています。